火焔型土器 新潟県岩野原遺跡

 縄文中期に越後、佐渡にひろがった火焔型土器は、もっとも有名な縄文土器といっても過言ではないでしょう。4つの鶏頭冠突起と鋸歯状に飾られた口縁を最大の特徴として、器面を隆起線で構成した曲線の文様で埋め尽くしています。この土器は、畑仕事のさなか神林修さんによって発見されたもので、火焔型土器の中でも大形の優品と言えます。

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火焔型土器 新潟県岩野原遺跡近郊 神林修氏所蔵・國學院大學学術資料館寄託
Flame-style deep pot, Iwanohara, Niigata Prefecture, From the collection of Mr O. Kambayashi on deposit with the Museum of Archaeology, Kokugakuin University
H:45.0cm

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